FC2ブログ

独り言: 独り言 - 2017.7 (2)

 なんとなく思ったことをまたも書き散らしてみます。

○ 暗号とは何か、技術か
 最近ビットコイン関連で色々あったせいか、一般紙でも取り上げられることが多くなっていますね。
 ちなみに、このところの展開については、このページ辺りがわかり易かったかな。
ビットコインの動向に関する当協会の見解 | JBA
 というか他はあまり見てないんですけど。つかSegwitって有効になってなかったんですか。

 さて、その「一般紙」で面白い表現を見掛けました。読売新聞2017-07-24朝刊2面の「ビットコインの特徴は?」というQ&A形式の解説記事の中です。

Q 偽造が増えて困らないのか。
A ビットコインは、氏名などは特定できないが、すべての取引が暗号化された形で世界中の誰でもリアルタイムに見られる仕組みだ。

 技術ではなく日本語についてですが、暗号化されてて世界中の誰でも見られるって、それ、文章を仕事にしている者としておかしいと思わないのかな(笑)?
 技術面では確かに、現代の電子的な暗号でよく使用されるハッシュとか、要素技術なのか並ぶ技術なのか微妙ですが電子署名とか色々登場しますけど。
 ちょっと前にAlphaBayの摘発が記事になっていた際、ダークウェブにアクセスするためのツール(名前は出していませんでしたが代表的なのはTor)について匿名化ツールのような表現をしていました。これまでだったら大体暗号化ツールと表現していたので進歩したかなと思ってたんですが……。
 ちなみに日経はAlphaBay関連記事でTorについて、通信の秘密を守るために暗号化しているというような解説をしていて。いやまあそれ間違いではないですけどそれは目的ではないですよねと突っ込みたくなるようなところ相変わらずだなと。

○ になります
 最近では最早日本語として定着している感のある「〜になります」という表現。年を取ったせいかどうしても慣れることができません。
 でも一応、慣れることができない理由はあります。
 言葉は誤用によって(も)変化するものというのは確かにそうなんですが、それでも、そういう解釈も可能だよなというものについては仕方ないかなと思います。例えば「確信犯」みたいなの。
 ところが「なります」は、そもそも構造的におかしいですよね。なんか、等式の左辺と右辺で次元が違ってるような気持ち悪さがあります。あの表現の対象、beで表現する筈のものですから。
 個人の経験から言っているだけなので実際にはわかりませんが、どうもこれ、所謂バイト言葉でお釣り等が(計算した結果幾らに)「なります」と表現したのが元なのじゃないかと。恐らくちゃんとした分析を誰かがしていると思うのですが、それをきちんと調べたら独り言じゃないし(笑)。
 というわけで、テレビなんかで(こういう用法での)「なります」を使わない人が出てくるとちょっとほっとするなんて状況だったり。

○ 加計学園
 なんというか、無茶苦茶ですね。
 安倍晋三じゃなく攻撃している方が(笑)。
 疑わしきは疑われた方が潔白を証明せよとか(国会じゃ常識が違うのか)、忖度があったという割には指示を出してる筈だろとか(それ忖度じゃないじゃん)、その他よくわからないこと言ってますし、何より、「厳しい追求」とは「下品な言い回し」や「横柄な態度」のことじゃないよと言いたい。
 侃々諤々と喧々囂々って違うよね?
 まあ、実際に何があったかはよくわかりません。なんせ、説得力のある解説は(高橋洋一氏のもの以外)見掛けないからです。いやそもそもそんなに頑張って追求してませんけど。でもこの件、違う人がやってたら岩盤規制をぶち壊した英雄になるんだろうなぁ。
 一つ思うのは、野党もメディアも、真実の追求なんてどーでもいいんだな、ということ。

○ RCEP
 しばらく前にちょっと感想書きましたが、何やらEFFがコメントしてますね。というか何度か触れてたように思います。
 前はRCEPの方がみたいなことを言いましたが、TPP組の日本なんかがゴネて結局酷い代物になるんじゃないかと思ったり思わなかったり。
 どうして日本のエラい人って、何でもかんでも周回遅れなんだろう?
 ふしぎふしぎー(C.V. 築城院真鍳)。

独り言: 独り言 - 2017.7

 ちょっと思ってるだけで、だからどうなんだと言われても困っちゃうような話。

○ インフレ目標
 この間、日銀が達成を諦めたというか延期したという記事が新聞に載ってました。
 でも、どうして日銀に押し付けるん? やっぱりそれも日本の国技、下請に丸投げとか現場力とかいうヤツ?

 喩えて言えば、心肺停止の人でも輸血さえすれば血圧が上がるとでも思ってるんですかね?という疑問です。いやまあ、日本の経済、心肺停止まで至ってるかとかそもそも血圧の比喩が適切かってのはありますけど。
 でも、「カネが増えればインフレになるに決まってるだろw」みたいなバカっぽい発想でやってるんじゃないかとちょっと心配になります。
 確かにそれは正しいんですけど、どこで増えるかがその前提としてあるわけで、つまりモノやなんかの値段を決める場にある必要があるんですが、それは日銀にはどうしようもない。しかも、親会社が「そこにだけは行かないように!」しちゃったし。だめじゃん。

 まあ、そもそも論であればそもそも前にも言ったように結果から原因を起こそうとするのってねぇ……。スパイラルする性質のものだから無理とは言わないけど、条件は極めて厳しいわけで。

○ AI
 なんかNHKでそれをテーマにした番組やってたそうなので。見てないですけど。いやちょっとだけ見ましたけど、あのレベルだと単なるビッグデータ分析とどう違うのかな。
 今の主流の方式、つまり機械学習って、これまた喩えて言えば直感とか本能のようなものですよね。どうしてかわからないけどわかる、みたいな。そして、機械学習という方式自体、本能の構築、つまり進化の過程で手に入れるというのと似ている。まあ、進化の場合は世代交代と刈り取り(所謂自然選択)ですけど。

 そう考えると、やはりヒトの知性に相当する部分ってのも欲しいですよねAIには。実際、今流行りのAIはどうしてそういう答えを導いたのかがよくわからなくて不安だという声も聞きます。不安というか懸念かな。だから、過去のアプローチにような方式のものも開発して組み合わせるのがいいのかも。
 とかいうことをやっていくと、その内人間みたいになるのかなと思うのですが、でも、自然にそうなるとは限りませんね。二つの部分が例えば理性と感情とか、そのように(人間と同じように)分かれる必然性があるかってことですけど。人間の場合には脳の構造ってのが遺伝的にあるわけですが。

○ グローバリゼーション
 ヒト・モノ・カネは、移動し易くなったからといって別にその影響がなくなったわけじゃない。と思うんですがね。ヒトの移動をカネの場合と同じように思われてもね。経済のグローバル化は、全ての面でのグローバル化を容認する理由になるかってことでもあります。
 で、ネトウヨを自称しながらも安倍晋三批判ばっかしているのは、彼がグローバリストだからだってのも一つの理由ですけど、どういうわけか彼は極右扱いですねー。私にはよくわからない。

 話を戻します。
 グローバリゼーションの思想に同意できないのは、一般に言われているそれがどうにもコスモポリタンを前提としているっぽいからです。それも、口では誰も尊重されるみたいなことを言っていますが、結局は西欧的な思想/感性の範疇での多様性、もっと言えばキリスト教で受け入れられる範囲だけしか認める気がない。
 言うならば、インターナショナリズムではないってことですね。
 まあ、だからこそ色々と問題を起こしてるんでしょうけど、その対処の仕方も結局その考え方から踏み出せてないというか何というか。

独り言: 岡崎トライアングル

 タイトルはちょっと、いやかなり苦しいですが、岡崎律子さんのことです。

 発端は、先週の木曜日(2017-07-06)の読売新聞夕刊。林原めぐみさんの記事があって、「時空にとらわれない豊かさ」というタイトルと、「林原めぐみ新作 岡崎律子にささげる」という文字が目に入ってきました。
 岡崎さんとはかなり縁の深かった林原さん。その記事の中で『冬のないカレンダー』という曲について特に取り上げていました。
 まあ私が持ってるのでも結構な曲数があるのでもう忘れてて、その『冬のないカレンダー』ってどんな曲だったっけ、と聴いてから2〜3日、かなりヘビロテしてました(笑)。
 あの曲、メロディよりも特にリズムが癖になります。あともうひとつ、イントロのピアノ。いやイントロと言っていいのかな。まずサビから入ってその後に流れる部分を指して言っているんですけど、ああいう音ってどういう風に作ってるんだろうか。

 さて、終末、じゃなく週末には「『プリンセスチュチュ』のBD-Boxとな?」というエントリを書いていますが、この『プリンセスチュチュ』のOP/EDテーマ曲、それぞれ『Morning Grace』『私の愛は小さいけれど』はいずれも岡崎さんの楽曲/歌です。
 余談ですが、岡崎さんの曲をリップしまくって作ってたプレイリストにどういうわけかその二曲がなくて、急遽CDを探してリップしたなんておまけが。

 前期(2017年春期)からのアニメ『Re:CREATORS』の第14話の感想を先日書いたのですが、そこでこの『プリンセスチュチュ』の最終話を絡めたりしました。たまたま作中の松原氏の言ったこと、そして作品自体がなんとなくチュチュとリンクしているように思えたので。
 ここでまた余談。チュチュのエントリでDVDが一枚見当たらないと書きましたが、無事見つかりました。

 月刊Newtype 2017年8月号を買ってきて目次をざっと見たところ、どうやら私の注目作(『恋と嘘』『プリンセス・プリンシパル』『天使の3P!』辺り)については(大々的には)書いてないようなので取り敢えずRe:CREATORSの記事を確認して、ぱらぱらっとページを捲ってみたら、林原さんのライブレポートって記事がありました。
 ……え、「初めてとなる単独ライブ」? マジ?
 で、そこではやはり岡崎さんのコーナーもあったとのこと。まあ、そもそも冒頭の記事の主題であった『with you』の発売から間もない時期でしたし。
 というわけで、岡崎さんを鍵に、一応は元の話題に戻ってきました(笑)。

with you【期間限定盤】
with you【期間限定盤】
posted with amazlet at 17.07.11
林原めぐみ
キングレコード (2017-05-03)
売り上げランキング: 994

独り言: 雑談:偏差値について

 ねとらぼで一体どういう脈絡があるのかさっぱりわかりませんが偏差値の話をしていたので。
偏差値とは結局なんなのか? - ねとらぼ

 タイトルに雑談と書いた通り、特に何の意味もない話です。いやまあいつもそうだとも言えますが。多分、これまでにも散々言われてたであろうことに過ぎない、つまり独自性も新規性もない話。

 偏差値って、まあ個人的にはそんなに悪いもんだとは思ってないんですよね。昭和の悪弊みたいに言われてますけど。
 ただ、根本的に間違っていると思うのは、全教科合わせて一つの数字にしちゃってたところ。まあその「全教科」がどこまでかは状況により違いますが。

 もう遠い昔になりますが、高校受験の時のことを思い出しました。私が受験することにしていた学校って、私立と公立で偏差値で10くらい違ってたんですよね。公立は滑り止めみたいなもん。まあ結局受けませんでしたが。科目毎にとんでもない差があるために、科目の多い公立では苦手科目が足を引っ張っていい学校は狙えないのでそうなってました。
 また別の事情もあって、公立の問題が当時は比較的簡単で、つまり、得意科目があってもあまり意味がない。苦手科目がないことの方が重要。ちなみに中学時代成績が良かったのは国語と数学(と理科)だったような。

 これ、考えてみると偏差値の話とはあまり関係ないことですが、でも、根本的なところに何か類似の思想が流れているように感じます。
 結局、ジェネラリストのための仕組みだったんですね、あれらは。

独り言: 日本は北朝鮮に学ぶべき

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国(笑))に対しては、各メディアや偉い人達が揃って、非理性的であるとしていますが、さて果たしてそうでしょうか。
 日本で言う理性的とか合理的とかそういうのって、本当に理性的だったり合理的だったりする?

 例えば、企業のリストラ。
 そういうのが本当にどれだけあるか知りませんが聞くところによると、各部門で一律で人員削減というのが日本企業の特徴的なやり方だとか。みんなで痛みを分かち合う、みたいな。
 まあ、一律のどこが「リストラ(restructuring)」なのかってのはおいとくとしても、これは非常にまずいやり方だというのは定評があるようじゃないですか。つまり、事業をばさっと切るとかだと現場としては、「どうして俺事業が」となるわけですが、これが一律だと「どうして俺が」になるわけです。前者だと、周囲も含めてだし、人ではなく事業なので二段階の緩衝剤があるのですが、後者だと個人攻撃になります。
 みんなで分かち合うと言ったって、現場まで降りてくれば馘か残るかのデジタルだし。
 しかも、判断を部下に丸投げ、というおまけまで。

 例えば、人的資源の扱い。
 日本には人しか資源がないとか昔よく言われていましたが、どういうわけかそれを、人ならいると解釈する人が多いようで。そのせいかどうか知りませんが、機械を入れるとカネがかかるから人が頑張ればいいじゃないかみたいなことが横行しているようじゃないですか。本末転倒。
 それで人が来ないから外国人実習生を安く扱き使おうとか、人としてどうなの?
 尤も、今はもう本当にカネが出せないのかもね。ケチっている内にポテンシャル障壁を乗り越える力もなくなっちゃったかな。
 まあ、IT嫌いなんかは同情の余地がないわけでもない。結局業務は合理的にならなかったなんて例が沢山あったわけですが、でも元を糺せばそれだって、「現場力」「カイゼン」とか言って色々なことを現場に丸投げして部分最適を推し進めたせいだし。

 立法も行政も司法もメディアも極めて感情的で、むしろ合理性は排除しようとしているみたい。

 ちょっと前に大騒ぎになったWannaCryは、どうやら北朝鮮の関与が疑われると見る人が多いようですね。私も直観的には(つまり大した根拠もなく)そんな風に思っていました。
 それが正しいとすると彼の国は、人を極めて効率的に動かしていることになります。日本とは正反対ですね。
 そもそも、あんな体制の国が何十年にもわたりちゃんと存続しているってのもおかしいじゃないですか。すぐにでも破綻しそうなものをアタマおかしい人がどうやって維持してるん?

 彼等の目的や、目標とする国家像などを真似されては困りますが、学べるところは色々あると思うんですよね。
 その、どう考えても狂ってるとしか思えない相手から何かを抽出できるようになること自体がお勉強と言えるんですが。実は、そういうのが日本では最も必要とされているように思います。
 全肯定か全否定しかないというような非理性的な考え方から脱却するためにはね。

独り言: 独り言 - 2017.6

 なんかこのブログ最近、愚痴っぽいことばっかりになってますね〜。3〜5月の疲れが抜けてないからかも?
 まあ、結果的にはそれで、以前準備をする頃かもとか言った時に触れた件にも近い内容になったりしてますけど。

 ただそれとは別に、やってることはあるけど書けないなぁというのもあるんですよね。
 書けないってのは秘密だとか場にそぐわないとかいうことではなく、単にまだ中途半端だからなんですけど、でも、仕上がったとしてもやっぱりここに書くような話でもないかな?

 実は、ちょっと考えているプログラム(コンピュータのソフト)があって。
 調べないといけないなぁと思いつつネットや本を探しても今一つ細かいことがわからなくて、こりゃRFCを読まないといけないな面倒だなと。そう思ったのがなんと、2010年の秋でした。ちょっと自分でも驚き。しかも、いざ思い立って真面目に読んだら知りたかったことは1時間くらいでわかっちゃった……。その後も色々確認のために読み返したりしていますけど。

 その約7年前のネタをこの春頃にあったことで思い出して、応用できないかと考え始めたのですが、考え始めると中々収束しなくて。ま、気長にやります。

 それはそうと、そういうことをやっていると某超有名アニメに登場していたキャラを思い出し、彼になったような気分になります。
 その人は、結構優秀な技術者だったようです。
 テム・レイって人なんですけどね(笑)。

独り言: 転載)中世の「忘れられる権利」

 裏ブログからの転載記事です。そちらでの公開は2017-05-17。

--
 警察と裁判所とマスメディアは、自らの責による殺人を認識すべし。

 いや、近頃多発して話題になっている「痴漢」の死亡事故(?)の件ですけどね。鍵かっこを付けたのはそう疑われただけだからだし、クエスチョンマークもそれは事故と呼べるのかという疑問を示しています。
 どう考えても冤罪、と個人的には思っている件もありますが、彼等は何故逃げるのか。
 実際にそうであるかともかく一般には、捕まったらその時点でマスメディアに制裁を受け、警察は勾留と自白強要をし、裁判所は疑わしきは罰するという原則によって裁判を行う(ただし警察関係者の場合を除く)と認識されているからです。
 特に痴漢の容疑の場合、その人物を「疑わしき」としたのは通常は単なる素人ですから。

 つまり、彼等の死は、警察と裁判所とマスメディアによるものです。

 さて、前置きが長くなりましたが、各国から指摘を受けているようにこのような中世の日本では、よく議論されているのと違う意味での「忘れられる権利」が必要だと思うのです。
 報道などで犯人扱いされる人物は通常まだ「容疑者」であるわけですが、それが冤罪だったとしてもメディアは別にその人の名誉の回復に努めたりはしません。でも、報道は報道です。……そもそも報道と言えるのかという点は措くとして。

 ならば、Google等の検索エンジンには、中世向けの「忘れられる権利」を認めてもらいたい。
 犯人と報道されてそうでなかった場合には、報道等が出てこないようにしていただきたい。

 事後の追跡が必要になりますけど。
 でも、お手数ですが是非、よろしくお願い致します。

独り言: 青少年保護のための表現規制は漫画が対象、というわけにはいかなくなった日

 この件、表現規制の対象を漫画に限る理屈ってどこかにあるのでしょうかね。

強制わいせつ容疑の男「漫画を真似」 県警、作者に異例の申し入れ (埼玉新聞) - Yahoo!ニュース
(強制わいせつ容疑の男「漫画を真似」 県警、作者に異例の申し入れ)

 「検査」と称して女性の身体を触ったとして、強制わいせつ容疑などで埼玉県警に再逮捕された男が、成人向け漫画同人誌を読んで手口を真似したという趣旨の供述をしていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。県警は被害の再発防止に向けて、漫画の作者に模倣した犯罪が起こらないよう配慮してほしいと要請した。県警によると、犯罪に模倣されたとして著作物の作者に申し入れをするのは異例。

 県警は今月、男性に作品を模倣した事件が発生したことを説明。その上で、今後は模倣されないよう配慮してほしいと要請し、「作中の行為をまねすると犯罪になる」といった注意喚起を促すことなども頼んだ。男性は事件にショックを受け、県警の申し入れを了承したという。

 捜査関係者は「表現の自由との兼ね合いもあって難しいところだが、子どもを狙った悪質な事件で、社会に与える影響を考慮して申し入れを行った。今後、ほかの作者の作品が模倣されて犯罪が発生した場合も、同様の申し入れを行うことを検討したい」としている。


 例えば東京都の非実在青少年からの流れでできた条例には、青少年は漫画しか読まない、か小説で読んでもわからないから漫画を規制すればおk、という理屈が一応はありました。あれは、読者(と非実在の登場人物?(笑))を保護するという名目だったので、それが正しいかはともかくとして、漫画に限る根拠は用意していた。
 しかし、今回の場合は、表現の規制を漫画に留める理由が見当たりません。

 というわけで、これで理屈のうえでは、あらゆる情報伝達(摸倣を防ぐ目的なので、創作物に限らない)は、弱者を被害者とする場合の手法の情報を伏せなければなりません。今の風潮だと、青少年、女性、高齢者が被害者であってはならないってとこかな。
 そしてそれだけでなく、問題なのは手法なので、それが弱者に対しても転用できるものであれば規制の対象としなければ、今回の動きとは矛盾します。

 まあ、受け手本人が被害者となる自殺に関する詳しい情報の報道なども対象となると思えばいいこともあるってことですかね?

 エロマンガを規制するのなら理解を得やすい、ということでやったんでしょうけど、逆に言うとそれ以外の理由はちょっと見当たらない。
 ただ、実際に今後もあるとすれば、同じ理由(か?)で漫画だけが対象になるでしょう。しかし、漫画に限る理由も、そもそも法的根拠も多分ない。

 ある意味でこれまでと変らないとも言えますが、警察のご意向を忖度しながら描くしかない、ということなんでしょうか。
 恐ろしいことに、警察が直接、それも突然乗り込んでいるようだし。

独り言: もうマスコミはITの報道やめれ

 これまでに三つくらい書いてる「もう新聞はITの記事書くのやめれ」に連なる話ですが、今回のタイトルは単にそれに合わせる形にしたかっただけでこうなったので、実際には「やめれ」という程酷い話ではありません。おいおい……くらいで。
 でも、呆れる気持ち的にはそう変らないかも。

 何かというと、先週末から話題になっている、ランサムウェアWannaCryによるサイバー攻撃に関するNHKの、昨日(2017-05-15)の21時のニュース。
 専門家による話が続いたあと桑子アナが、最後のまとめっぽく言ったんですよね。ウイルス対策ソフトが古かったせい、みたいなこと。

 いやそれ全然まとめじゃないから。それまで出てた人の言ってることと違うから。ウイルス対策ソフトの話なんて出てきてないから(多分。少なくとも主役じゃなかった)。
 まあ、OSのパッチも機能的にはウイルス対策となることがあるわけで、言葉の通常の用法を無視すればパッチをそう呼んでも間違いとは言えないかもしれませんけど、でもそういうことを言ったんじゃないですよねあのヒト。

 NW9の前の男性アナがあまりに酷かったので最早ちょっとやそっとじゃ気にならなくなりましたが、ああいう人達って、自分のコメントで締めくくらないと気が済まないんでしょうか。
 でも、自分の言葉で言い換えて別の意味になったんじゃねぇ……。

独り言: ORとANDと不必要十分

 ここでいうORとかANDは、例えばC言語でいう"|"とか"&"とかの演算子のイメージです。
 などと言うとむしろわからなくなっちゃうかも知れませんけど。

 bitwiseな演算でORとかやると、イメージとしては段々ビットが立っていきますよね。勿論、対象となるデータによるわけですけど。逆にANDだとなくなっていく。
 いいことや便利なことがあるから一緒にすればとってもいい/便利になるという風に思いがちですが、実際にやってみたらそれぞれが足を引っ張りあって結局ダメダメになっちゃうことも多くて、今回はそういうののお話です。

 TPPなんかは、経済の協定のようでありつつ色々混ざってて、しかも、思惑まで含めると安全保障の目的まで紛れ込ませてあったわけです。
 が、手抜きをして一緒にしたりせずそれぞれをちゃんと考えておけばいいものを、相乗りさせれば便利だよね♪というノリでやってたら全部流れちゃいそうなことになって、結局大慌てしてるじゃないですか。

 そもそも自由貿易にしたって、経済の人はそれがいいに決まっていると言いますね。
 まあ、確かに貿易が自由にできるのはいいに決まっている。しかし、いいことに悪いことが付いてこない保証もない。会社は儲かったけどみんな貧乏になった、なんてことは別に珍しくもないし。
 そういう意味では、移民なんかも似たところありますか。

 共謀罪なんかもそんなところがあるように思います。
 せっかくだから、ついでにこういうのも取り締まれちゃえばいんじゃね?便利だよね?という調子でやってるように見えちゃって、ねぇ。

 あとは、マイナンバーカードとかね。
 カードのICによる個人認証は大変便利そうで、実は昔からそういう仕組みが欲しいと思ってはいたんです。でも、多分マイナンバーカードは失敗するでしょう。残念ながら。
 何故か?

 マイナンバーが書いてあるから。

 マイナンバーが知られたからと言って色んな情報がわかっちゃうわけではない。偉い人はそう説明します。
 確かに仕組みからするとそう言えるようになっているし、あの番号はむしろ名寄せ用に欲しがられていると思われます。
 しかし、(記憶では)番号を公開した人が警察のお世話になっちゃったり、企業でそれを扱う部署は専門の部屋を用意しろとかそれが無理ならパーティションを買えとか、コンピュータのメーカーが番号の記録された機器の保守を拒否したりとか、それは過剰反応だと言いますがそうせざるを得ないとしか読めないガイドラインが出ていたりとか。
 つまりは、そんな恐ろしいモノが書いてある代物をほいほい持ち歩けるわけがない。
 マイナンバーというのは、冒頭の比喩で言えば、1bitだけ立ってて後は全部寝てるデータってわけです。

 なんかマイナンバーカードの話が長くなりましたが、元々はその話をしようと思ったら似てる話が沢山あるなぁと思い始めてできあがったエントリなので(笑)。
 要は、ついでにこれもできると便利だよね?ってのはなるべく考えない方がいいんじゃないかということで、言い換えれば、一つのものに複数の目的を載せるのはよした方が良いということで。
 まあ、裁量の余地を残したがるお役所の人とかには難しいことでしょうけど。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中