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おカネ: PEZYと検査不正と東芝と

 先日(2017-12-22)の日経新聞朝刊19面の「大機小機」に、こんなことが書いてありました。

 東芝が6000億円の増資を実施した。引き受けたのは全て海外の投資家で、「物言う株主」やハーバード大学の基金も含まれる。仕切ったのはゴールドマン・サックスと報じられる。

 見出しは「日本でもリスクマネーを」。このコラムでは、そこに日本の投資家がないことで「こうした増資が可能なら、そもそも最も将来性があるとされるメモリー事業の売却は必要ないではないか」と指摘し、見出しのような主張へ繋がっています。日本の銀行は、債務超過の回避と貸付金の返済を迫るだけだったじゃないか、と。

 ところで、別のところでも書きましたがPEZYの「詐欺」の件。
 これは「悪法も法」案件ではないかとしましたが、それはつまりこういうことです。
 確かに出して貰ったカネの使い途を詐称していた。ルールに則ればそれは罰せられるべきことかもしれない。しかし、そもそも研究にも開発にも不自由なカネでしかなかったから、実際に使うには騙すしかなかった。そういう経過に見える。
 まあ実際のところは未だによくわからないのですが、結局社長はもう退任することになったようだし、PEZYはもしかするともうダメかも?

 ちなみにちょっと脇道に逸れます。報道によると政府内に実用化は難しいんではみたいな声があったともされますが、実用化が確実ならそもそも公的なカネを出すべきじゃないよね?などと私は思うんですけど。

 閑話休題。
 それでまた思い出したのが、近頃様々な会社で問題になっている、検査の不正や品質データの改竄など。
 これもまた実は「悪法も法」案件なのではないかなぁなどと思ったり。比喩的に言えば、全ての道路の制限速度を10km/hにしたら誰も護らず無法地帯になっちゃった、みたいな?

 日本では銀行は二度死んだという言い回しを聞いたことがありますが(バブルの時に審査能力を捨て、不良債権処理の時に信用を捨てた)、今、三度目の死を迎えようとしているのかも知れません。そしてそれは、投資に類すること全てに於て起きているか既に起きてしまったかそれとも最初から生まれていなかったのか、そのようにも見えます。
 思えば、NISAとか登場したときに「馬鹿ですか?」という印象だったのですが、それはつまり「何ですか5年て?」という意味でした。その後長期のものも出てきたりしましたが、今度は内容的に使い物にならない。先日のエントリの「Build & Scrap」じゃないですが、結局は変ってないんではないかな。

 真面目な定義をスルーして「個人の感想です」ということで述べるなら、投資と融資の違いは(心理的な意味で)カネを手放すかどうかだと思うのですが、そういう定義からすると、正に上記のコラム記事じゃないですが、誰も投資をしていないということなんですかねぇ。
 だから、カネが必要ならもう騙すしかない、かもしくは海外の資金、と。

おカネ: 平成経済の思い出

 いよいよ平成という時代にも終りが見えてきたところで、平成の経済について色々と思い出してみようかと思います。
 で、思い出というのは美化されるものと言いますが、でも必ずしも美しくなっているとも限らず。まあ、ざっくりと印象を調べもせずに語ることにします。だって思い出ですから(笑)。

○ Build & Scrap
 大蔵省とか財務省が日本の経済に対してやってきた事って、銀行に喩えるとこんな感じでしょうか。
 メーカーに融資して工場を建てさせる。完成したら、「出来上がったからもう事業はできるだろう、今すぐ耳を揃えて返せ」。泣く泣く売り払って借金を返済へ。一度に全部は無理で、結局借金だけ残る。
 まあそれでも、建設を請け負った業者は儲かった筈だけど。
 あ、なるほどこれが乗数効果が1ってことの意味?

 ついでに、ちょっと話は違いますが日銀。あそこは独立してて、社内の帳簿さえ綺麗なら日本の経済なんて関係ないから、あまり関係ありませんね。日本全体のことを気にするようになったのは最近になってだし。
 残念ながら、そうさせた張本人が残念な人だったけど。

○ 信用
 ここのブログではいつも日本では形のないものが軽視されると批判していますが、実は、信用だけは別だと思ってたんですよ。これは、形はありませんが、相手と直接接触できますからね。ただ、結局そうでもなかったのかそれとも貧すれば鈍するなのか。
 昨今では人不足で、内定辞退が問題になっているようですが。でも、内定なんてのは元々契約でも何でもなく、通例として相互に信じていたから成立していただけの合意だった。だから、内定取消しが問題になった時点で、効力は喪われたわけです。永久に。
 それを、今更辞退を問題視しても、ねぇ?
 或いは、これまた銀行の、今度は比喩じゃない話。不良債権処理だか何だか知りませんが、それ憶えてる人には既に「銀行融資は経営リスク」なので、借りてくれないと言ってもしょうがないじゃんねぇ。
 まあでも、昨今話題になっている、検査データの不正とか昔からやってたようなので昔からあまり気にしていなかったのか。もしかすると、バレなきゃいいじゃんモノがちゃんとしてればバレないよ、というストーリーが、後者が成立しなくなって破綻したとか、それとも次の項目絡み?

 ところで不良債権で関係のないことを思い出したのですが、コンピュータのソフトウェア。このくらいの規模のプログラムならこのくらいのバグがある筈だからそれだけ出るまでレビューとかテストしろなんてやってましたね。なんか似てる。

○ 人
 産業のコメという言葉がありますが、平成の始め頃は半導体だとかDRAMだとか言ってたような気がするようなしないような。
 まあ正確なところは本筋に関係ないのでほっときますが、あの時代、日本は人が高いから云々といつもハンディキャップとして語られてましたっけ。でも、それで「なら高度なことをやろう」とならずにわざわざ人の安い途上国と同じ土俵に降りて行って労働集約的なことをやって、結局負けるわけですね。なんだかなぁ(CV.加藤)。
 その間あちらは、幸い今の時代は、人しかいないのだから人だけでできることで頑張るとかいう選択肢があるし、どんどん強くなる。
 気が付いてみれば、その分野では日本人は「安く」なってしまった。でも、人にカネを払わないのが当たり前と思っている内に、本当に払うカネがなくなるとか笑い話?
 そんなことをしている内に、働く人が企業を信用しなくなってるんだけど。
 それと、現場力とか言って丸投げしつつ現場を入れ替えてたら何も残らないって、考えなくてもわかることだと思うんですよねー。

○ 偉い人
 ここまでの話を主導してきた人、当たり前ではありますがこれまたいつも言っていることとつながっていて、社会的な地位が高い人ほどレベルが低いですよね。上記のようなことをやってきたのは誰かってね。日本企業のトップが引っ張られるとかあまり聞かないし。選挙なんかでも、たまに応援したい人が出てくると落選するしー。役人? いやぁ……ねぇ。
 まあ、昇進するのも当選するのも「ある意味で」偉いんだけど。

 結局、これもまたずっと前から言っていますが、人を計る価値基準が一次元だってのが全ての元凶なのかも。

○ というわけで
 平成の思い出でありつつこれまで書いたことの焼き直しシリーズの一つになったような気もします。でも、それは必然でもあるかな?
 ということになると何も新規性がないわけですが、そもそもこのエントリ、思い出話だったから別にそれでもいいですよね。

おカネ: 日本で生産性が低い件

 サービス産業の生産性が低いのって、よく言われているような理由じゃなく単に安売りしてるからじゃないの?などと思うわけですが。
 これ、生きていくのに最低限必要なもの以外については、そもそも対価を払う理由を認めないからじゃないのかなぁなどとも思ったり。清貧の美徳ってやつ?

 で、売られているモノやサービスにカネを払う価値を認めないとなると、商売が対人関係にならざるを得ないのではないでしょうか。これはつまり、対価が売る人の支払った労力、犠牲、そういったものへの返礼になるというです。
 こうなると、例えば高い能力を有する人はさして(相対的に)「苦労」せず大層なことができるわけで、苦労していない以上さほどカネを払う理由を認められなくなる。自分が得るものでなく相手が犠牲にするものへのお詫びだから。楽しいのならお金要らないよね?とかね。

 まあさほど目新しい意見ではないと思いますが、ところで、会社員とかって会社に対するサービス業みたいなものですよね。
 で、日本の企業が従業員に対してやっていることって、基本、上記の通りですよね。

 って、これもやはりサラリーマンならみんなわかってるって?
 まあそんなもんですかね、変えられないものってのは。

おカネ: 日本のSEが劣る理由

 日経新聞には「やさしい経済学」というちっちゃい連載コラム記事があって、少し前から「ソフトウエアの価値創造と日本」というシリーズが始まっています。今日(2017-10-06)はその四回目。
 ……いや、ちょっと違うかも知れません。まずコラムそのもののタイトルなんて今まであまり気にしてなかったのでそういう名前で通しているかどうかわかりませんし、今日の「ソフトウエアの……」に4という数字が打ってあるからと言ってそれが1から始まったかどうかも?
 まあそんなのは大して問題でないので本論へ。

 書いてるのは同志社大学教授の中田喜文氏。で、これまでは、日米の企業ではソフトウエアの位置づけが大きく異っているという話でしたが、今日は、そもそもそれを担っている技術者(SE)の能力が日本では劣っているという話です。
 まずは生産性が低いという話、そしてその基盤となる能力の話という風に進みます。

 まあ、能力について単純に考えれば待遇が悪い(多重下請構造のことも含む)からってのがあるでしょうし、生産性が低いのも能力だけでなく無駄なことをやらされるというのもあるでしょう。
 ただ、やはり思うのが、某小説の登場人物が指摘していたこのことです。

優秀な人材ほどすぐ現場から引き抜かれ、お門違いのマネージメントや戦略策定のポジションにつけられる。かわりに残されるのは二線級のメンバーだ。

 感想で引用した部分から更に抜粋していますが、やはりね、これは大きいでしょう。大体どこでも、「君は優秀なんだからいつまでもコードなんか書いてないでマネージャになりなさい」という世界らしいですからね。
 これは小説の話ですが、実際私も、ソフトウエア開発の現場で二十数年前にそういう話を聞いていました。

 このコラムは前述のように「ちっちゃい」ので、能力の差がある理由については次回ということになっていますが、果たしてどういう「答え」が出てくるかな。
 ちょっと楽しみ。

おカネ: 日経ビジネスの『寝るな日本人』と日銀のインタゲ

 何か似てるところあるなーと思ったので並べてみました。前者は日経ビジネスの2017.09.25 No.1909の特集タイトル「寝るな日本人」より。ちなみに副題は「国は夜から衰退する」。

 特集記事の内容をざっくりと表現すると、繁華街とかその他あちこちの夜の街が最近閑散としているという話(PART1)。昼の経済にも影響しているらしい(PART2)。で理由を考えてる(PART3)。最後に、もっと夜遊びしようよと提言(PART4)。
 まあ最初のは取材してレポートという内容なので取り敢えず割愛。二つ目もまあいいでしょう。
 PART3では、そうなっている理由を分析し、「10の理由」というのを示しています。勿論、人口減少とか高齢化はあるだろうから最初に挙げていますが、それだけでは説明できないほど落ち込んでいるので他の理由もある筈だと。

 ところでどうでもいいことですが、その中にこういう個所も。

 夜の産業の不振については、全く別の要因を指摘する声もある。「夜間経済の衰退の背景には、恋愛文化の消滅がある」(若者の恋愛事情に詳しい玩具メーカー、TENGAの松本光一社長)という声だ。

(p037, 強調は引用元より)

 TENGAて(笑)。ちなみに、ここまでに挙げられている理由は主に人数とかカネとかの話でした。

 話を戻すと、その「10の理由」の中になんでないのかな〜?と思うのがあって。つまり、警察を含む行政の影響です。
 まあ警察が出てくると違法な店の取り締まりの話みたいですがここではそういう意味ではなく、おキレイな社会を作りたい人々の話です。陰いところでやること=秘め事=悪事だという信念があるのか、とにかく、特に「性」に関しては徹底的に潰そうとしますよね。
 しかし、まあ上記の引用にある意見じゃないですが、そういう何かこう、あまり明るいところでやりたいと思わないようなことをとにかく「悪」として排除されると、夜の経済って成立しないんじゃないかな、と。

 ここでいきなり本エントリの主題である日銀のインタゲの話に無理矢理つなげますが。
 インフレ目標政策については何度か触れてきましたが、まずもって日銀に丸投げってのがおかしい。だって、日銀だけでできるわけがないじゃないですか。カネを投入して、それが一体どこにどう流れるのか日銀にコントロールできるわけではない。カネを増やせばインフレになるなんてバカなことを言う人もいますが、カネが「どこで」増えるかが問題なのに、ね。
 ところがそこのところを担うべき政府が、丸投げするだけじゃなく足を引っ張ってしまったし。少なくとも「消費」の場にだけは流れないようにしてしまったので、もうこれは成功しようがない。つまり、行政が足を引っ張ってるって辺りがね、なんか似てないかなとね。
 まあついでに言うと、あの時政府がちゃんと日銀と一体になって行動していたとしてもそれは障害を除くだけのことであって、仮に今、政府が反省してやり直しをしてももう遅いでしょうけど。何故なら、あの時あった「空気」が今はもうないから。

 さて、今回の話、もう一つあって。
 特集の締めくくりは、「PART4 日本の夜を衰退させない 起きよ、国民 「夜の本能」を呼び覚ませ」という記事となっています。
 見出しの割に内容は、企業はもう昼に軸足を移すか新興国の夜を狙うかだというものになっていますが、それでも一応、結びはこういう感じになっています。

 飲み歩けとは言わない。好きでもないのに歓楽街に行けとも言わない。夜間に何をしようがそれは個人の自由。だが、国家の衰退を食い止めるという観点に立てば、結論は次のようにならざるを得ない。
 寝るな日本人、「夜の本能」を呼び覚ませ——。

(p043)


 いやまあ、日本人の睡眠時間が統計的に少ないというのも常識だから知っての上であえて言っているのでしょうが。取材の中で出てきた「みんな寝てんじゃないの」という声が刺さったようだったので。
 ただ、それは衰退が夜に表れるということであって逆ではないのではないかな。上記引用部の前段には「老いるから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから老いるのだ」というショーの言葉が引用されているのでここもあえて言っているのかも知れませんが、ここでそれを引用するのは何かおかしい。
 一つは、個人の問題と社会の問題を混同している。もう一つは情の問題と物理的な制約も混同している。
 ちょっと寄り道になりますが、後者についてはPART3の分析を参照してみましょう。

 PART3では10の理由を挙げていますが、これ、ちゃんと整理されていませんね。ある項目が別の項目の理由になっているように思われるものもある。思われるのであって根拠はないのですが、さりとてそれを否定する分析もない。
 まあそれはおいといて、大別すると「できない(ない袖は振れない)」「不要(あるいは不一致)」になります。が、何故か挙げられていない、感情と絡めた活力の話がPART4の結論となっています。なんだかなー。

 で話を戻しますが、インタゲとの絡み。
 これも過去に何度か触れましたが、インフレ目標政策は結果から原因を起こそうというものです。勿論、そこにはそうなる可能性もあるのであって、だからスパイラルになるわけです。しかし、スパイラルになるためにはインフレという結果が原因を引き起こす条件を別途整えておく必要があります。
 しかし、その策は打たれていない。
 因果関係、ストーリー、構造、論理、そういったものをどうにもスルーしているような気がする点が、今回の記事と何だか似ているように感じるわけです。そういうところを無視してる対策というのは、むしろ逆効果になることもあるわけで。例えば「寝るな」なら、夜の経済に貢献した結果昼の経済が疎かになるとか。インタゲならインフレ期待で逆に買い控えを招くとか。

 上記の「似てるな〜」二つは平たく言うと、役所に気を使ってない?というのと理屈はどうなってんのという、なんかそこかしこにありそうな引っ掛かりです。なんかたまたま二つ重なったのでまとめてみました。
 そういえば、日経ビジネスのこれの前の号の特集は「もう銀行はいらない」でした。そこでも気になったのが、不良債権処理の時代を憶えている経営者には銀行の融資は経営リスクなんじゃないの?ということが書いてなかった点。これも配慮かもしくは忖度(笑)かな?
 という感じで、色んな政策なり何なりが、理屈はないけど配慮はあるみたいなわけのわからない代物になっているというのは、大変不幸なことなのではないかなと。
 まあでも、それでうまく行かなくても彼等別に責任取る必要があるわけでもないし。
 勿論、私も責任ないからこうしててきとーなことが言えるんですけど(笑)。

おカネ: 雇用問題に関する報道と対策

 近頃アニメ関連のエントリばかり書いているので、たまには下らない話でもしてみようかと。

 働き方改革とか何とかの関連なのか、最近また雇用の流動化とかそういう話をよく聞いたり目にしたりするようになりました。いつもはこの話題については、例えば主力産業の変遷とかその他の人材のミスマッチ解消のために雇用の流動性が必要になる→よって雇用は流動させなければいけない→長期雇用は悪、という論理の破綻について指摘してきました。
 ただ、他にも気になる点はあります。雇用問題の報道はほぼ常に、企業の側の視点からのものになっていることです。典型的なのが、解雇規制が厳しすぎるとかどーしたとかいう論点。

 まあ、メディアも学者(?)も視点がそうなるのは仕方のないことではあります。でも、放り出してあとは労働者の自己責任ってなんだかね。ハロワとかははっきり言って大して役に立たないわけで。
 ハロワについてちょっと脱線しておくと、別に厚生労働省が無能だから(だけ)というわけではなく、仕組み的にそもそも役に立ちにくい理由があります。どこがかというと、カネを出すんだから言う通りにしろ、というところ。

 で話を戻すと、解雇しやすさの話をするだけじゃなく、辞め易さの話も必要だ、ということです。

 普通は辞めれば収入がなくなるか減るので、どうしても立場が弱い。
 だったら、組合をきちんと働かせるべきです。

 ……ぶっ。

 って感じですね我ながら(笑)。だって組合って基本、企業の側のステークホルダーだし。辞めた人は関係ないですからね。辞めさせられたら困る、立場が弱い労働者が作るものだから。だから、日本みたいに、過去長期雇用が原則で、解雇された者へのサポートがなってない国では、そもそも意味がない。
 というわけで、もう今ある組合やその仕組みは捨て置いて、企業単位でなく業種での組合が必要でしょう。組合連合会ではなく。無茶苦茶大雑把に言うと、アメリカっぽいのではなくヨーロッパっぽいものです。

 なら派遣会社でいんじゃね?みたいなことにもなりそうですが、それでは今回の話とは出発点からして180度反対になっちゃいます。それは、労働者のためではなく(派遣会社という)企業のためという視点になってしまうから。

 てな話は、いつだったか忘れましたが堺屋太一が確かプライムニュースか何かで言ってたことを聞いて思ったことです。というか彼がそういう意見を述べていたのかも。記憶だけなのでもうどっちかわからなくなってしまいました。
 日本では、IT系の技術者なんかにそういうのができるといいような気がします。ギルドみたいな?
 なんとなれば、多分、ITは日本の最も重大な弱点であり、それはITの技術者、特にソフト開発者の地位が低いからだと思います。つい最近も日経新聞の一面トップにしょーもない記事が載っていたのが印象的でした。確かITに限った話ではなかったように思いますが、日本人いないから外人雇えばいいよね、みたいな。
 ばかですよねー。

 ここでまたちょっと脱線すると、いつも言っているように(……ブログで言ったっけ?)、日本では社会的な地位が高いほどレベルが低いように思うんですよ。で、それは人を選抜する仕組みや基準がどっかおかしいからだと。
 ま、だからと言ってじゃーどうすればいーんだという点はのーあいであなんですけど。

 今夜はアニメ『Re:CREATORS』の展開が非常に気になります。あのキャラが生きてるのか死んでるのかはたまたリポップ(笑)するのか。
 気晴らしの無駄話をするというのも、リラックスのためにいいかなと。

おカネ: 経営者は人とモノと思うべし

 日本の経済はどうも勢いに欠けますが、それは、経営者が人を人と思っているからいけないんではないかと思うようになりました。別に某アニメのせいではないんですけど。

 設備「投資」。人件「費」。
 全部とは言いませんが、物にかけるカネは投資で、人にかけるカネは費用、コスト、出したらお仕舞い、という項目と思われてそう。というかそういう意味合いになる用語がよく登場するせいかそう思っている経営者が多いんでは。
 だからむしろ、従業員を物と思えば、長期的にはそれにかけたカネは投資と思えるし、壊れたら勝手に治るのを期待せずカネをかけて修理するし、そもそも壊れないようにメンテもするし、機能や性能の高い物にカネを払うのは仕方ないと思うだろうし、ジョブローテーションみたいなことにももっと仕様を確認して慎重になるでしょう。

 このことは経営者に限らず、国家の運営をしている偉い人にも当てはまるかと。
 子供を物と思えば、カネをかけて研究すれば性能や機能が向上するAIのようにも見えるだろうし、女性を産む機械と思えば、……何かもうちょっといい考えが出てくるのでは。高度人材とやらが日本人並の扱いでやってくるなどと妄想することもなくなるでしょうし。

 まあ、そういう対策がアリなのも日本固有の事情かも知れませんけど。
 他の国ではとんでもないことでしょうね。

おカネ: Amazon対抗のためのカギ

 宅配が問題になっているからというわけではないのですが、なんでもかんでもAmazonでもうそこが一強という状況はやはりアレだと思うんですよね。特にこういうブログを書いているような者としては。
 いやまあ最近は本来想定しているような文をあまり書いてないわけですけど。

 で、大した話ではないので結論から言ってしまうと、対抗のためには決済手段を考え直すしかないと思うんですよ。

 結果的にAmazonはそうなっていると言えるわけですが、あまりあちこちに登録したくないわけですよ。でも現実問題として、第二のAmazonを作れるとも思えない。
 別にAmazonが綺麗だと言うわけではないんですが、日本の巨大通販サイトってあまりにもうざいというか意地汚いというか欲深というか、そういうのが露骨すぎて。

 だから細かいのが沢山ある状況は受け入れるしかないとして。
 あちこちの通販サイトにクレカ番号をバラ蒔くとかセキュリティ的にも手間的にも抵抗あるし、他の決済手段もあれはこっちで使えてこっちはダメみたいなのばかりだし。
 だから、PayPalみたいなのがあってクレカとかその他の決済を引き受けてくれればいいんですけどね。
 ちなみにそのPayPalはもう脱法サービスというイメージから抜け出せない感じだし。いや去年辺り「変わりましたから!」とか宣言してたみたいですけど、寄付とかに使えないのは相変わらずみたいだし。

 ちなみに、決済やってるところもまた細かいのが沢山ですよね。でも与信から何から全部考えると、結局は通販サイトが沢山あるのが困るのと同じ状況なわけで。
 余談ですが、ビットコインの基盤として知られるブロックチェーン。日本の金融機関とかも関心あるようで。
 でも、これはまだ単なる印象なんですが、どうも日本の場合これまでと同じように、「自社のサービス」のために使う想定みたいに思えて。まあ、簡単な発表だけしか見てないんですけど。でも、それじゃ結局これまでと同じ結末になるんじゃないかとしか。

 まあ別に新規性のあることは何も言ってないわけですが、もう一度まとめておくと。
 Amazonに何もかも牛耳られるのはちょっと。
 でも対抗できる巨大というか強大な通販サービスは無理っぽい。
 ならばそれは諦めるとすると、決済が足を引っ張ってる。
 だからそこをなんとかしないと。

 でも、「余談」で述べたように、そういうのも「Amazon」を作れないのと同じ理由で無理なんだろうなぁ、結局。

おカネ: プレミアムフライデーって本気だったんだ……(驚

 てっきり毎月29日は肉の日だとかいやいや服の日だとかそんなレベルの話だと思ってました。

 だって、厚生労働省に話が通してあるようにも見えないし、さほど関係ないかも知れませんが国土交通省とか文部科学省とか、そういう所が一緒になっている風でもないし。
 つまり、本気度が全然感じられなかったので……。

 あと、そもそもこれまでに本気になったように思えたことがなかったというのも理由の一つかもしれません。だって、お盆進行に微妙に絡める迷惑な所に設定された山の日とか、いつまで経っても6月には休みができないとか、それ以前にハッピーマンデーとか、ああ、彼等別に結果がどーなろうがどーでもいいんだなぁ何かやった振りさえできれば、としか、ねぇ。
 いやでも、そういうのはどこの役所がやってたんだろう? それとも議員立法とか?
 まああまり本題に関係ないのでどうでもいいや。

 お役所がPDCAを回せないのは、Cで何か問題が見つかるとPやなんかの誰か偉い人の責任になっちゃうから原理的に仕方ないんだ、という話を聞いたことがありますが。
 でももういい加減、そういうのから卒業した方が実は自分達のためになるんじゃないの?とか思っちゃうんですよね。

おカネ: IoTはDRAMになるか

 久し振りに日本の経済の話。そういう関係のネタはいくつかあるんですが、もっと重要なテーマの話があるのでそんなことはどうも後回しになっちゃいますな(笑)。

 IoTについてはもう最近しょっちゅう新聞やら何やらで話題になっているのでいいとして、ではなんでDRAMと絡めているのか?
 それは、もう四半世紀くらい前のことを思い出したからです。尤も、もう色々と記憶が曖昧になっていますし大したことでもないので面倒くさくてちゃんと調べてもいないしで、殆んど思い出話レベルの内容になりますが。

 あの頃、時代はコンピュータだってことで、DRAMは大量に必要になるから大儲けできるぞ!とばかりに騒いでいたわけです。が、DRAMみたいな汎用品って規格も決まってますし、ということは必要以上に性能を上げても非互換になっちゃうし、品質だってある程度以上になるとさほど意味がないし、しかもこれは当然ですが機能の面でも差別化はできないしで、結局のところあまり競争力がなかった。
 結局、いつの間にかさっぱり聞かなくなりましたね景気のいい話は。

 で、近頃IoTの何兆円市場で日本製のセンサーなんかがーとかいう話を目にするのですが、どうにもね、重なるんですよ上記のような思い出に。
 さすがにDRAMみたいに規格がどうこうということはあまりないかも知れませんが、それでも事実上の上限みたいなのはあるでしょうし。
 そして何より、センサーなんかは情報の通り道でしかなくて、じゃあIoTがどーしたこーしたというのは何かというと、結局はそれを使ったシステムを構築した人がどういう情報を集めてどのように処理するかというのがポイントであるわけで。ところが、そういう部分についてどのように考えているのかというのがさっぱり……というのは言い過ぎですが、ちょっとしか聞こえてこない。

 一体、IoT!と叫んでどういうのをイメージしているんでしょうか?

 あと、この話題が囂しくなってから数年ずっと気になっていたんですが、セキュリティはどうするんでしょうね。
 もう現実になっていますが、IoT機器が攻撃に利用されたりするケースは今後も増えていくでしょう。で、セキュリティホールがみつかったとして、それを一体どうやって改修するんでしょうか。ファーム(と呼ぶのかな?)の入れ替え機構なんかあると当然攻撃の的になるわけで、耐え切れるのか。
 そういう話は誰もが気付いていると思うんですが、やっぱあれですかね、口に出せない雰囲気ってやつですか?
 なんせ、日本ではITのセキュリティなんてもう何周遅れかわかりませんし。

 この間読売新聞で、もう正確には憶えていませんがAIの研究のためのプラットフォームを用意する組織の人へのインタビュー記事があって、これからなのに弱気すぎないかと質問されるくらいの内容でした。
 結局のところその記事、もうバクチに頼るしかないということかと読んでてつい解釈しちゃいました。だって、物凄い人が現れて一発逆転なんてこともあるかも知れない、みたいな回答だったから(笑)。
 この件、上記の利用の話とセキュリティの話、いずれにも絡んできますよね。

 というわけで、IoTの時代で日本は大躍進!なんて記事が飛び交う中、つい無意識に使ってしまったこの用語が的確な表現になってたりしないといいんですけど。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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